事業再構築補助金についてご存じですか?
この記事では、事業再構築補助金の概要や申請スケジュール、子ども、レジャー、ペット事業に関連した採択事例をご紹介。
検討している中小企業様必見の内容です。
ワン・ステップは中小企業の新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編をイベントアイテムで支援します。
→【事業再構築補助金のご提案⑩】ビジネス型ホテル→滞在向けホテルへの転換
目次
事業再構築補助金の概要
まず事業再構築補助金についての概要を紹介します。
どのような制度なのか、しっかり理解することが大切です。ここで確認しておきましょう。
事業再構築補助金とは?
事業再構築補助金とは、中小企業が事業の再構築に取り組む費用の一部を補助する制度です。
新分野への展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編などの取り組みなど、思い切った事業再構築に意欲のある中小企業などの挑戦を支援する補助金のことを事業再構築補助金といいます。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し売り上げの回復が期待しにくい中、中小企業などの事業再構築を支援するための制度と覚えておきましょう。
→【イベント企画&施設遊具 導入時の耳寄り情報①】事業再構築補助金の募集時期が延長に。
事業再構築補助金の対象と必須要件
事業再構築補助金は、事業拡大につながる事業資産と相応の投資を含み、既存事業と補助金の事業を明確に分けられることが条件です。
また、コロナ以前よりも売り上げが減っていること、事業再構築に取り組むこと、認定経営革新等支援機関と事業計画を策定することが挙げられます。
認定経営革新等支援機関とは、税務、金融および企業財務に関する専門的知識や実務経験が一定のレベルと認定した機関のことを指します。
事業再構築補助金の補助対象経費
具体例としては、以下の8つの経費が挙げられます。
・建物費
・建物撤去費
・設備費
・システム購入費
・外注費
・技術導入費
・広告宣伝費
・研修費
建設費は内装工事や改修工事に活用する企業が多く、設備費やシステム購入費は新事業のWebサイトや新システムに活用している企業が多くいらっしゃいます。
また、広告宣伝費はチラシ作成からWeb広告まで、さまざまな広告費に活用できます。
また、先ほどの条件について記載した通り、既存事業と補助金の事業を明確に分けられることが対象経費としても条件です。
パソコンなどの汎用品、人件費などは補助金の対象外となりますのでご注意ください。
事業再構築の種類(類型)
事業再構築補助金には5つの枠があります。
・成長分野進出枠(通常類型)
・成長分野進出枠(GX進出類型)
・コロナ回復加速化枠(通常類型)
・コロナ回復加速化枠(最低賃金類型)
・サプライチェーン強靱化枠
更なる措置としては下記2つの支援があります(サプライチェーン強靱化枠を除く)。
・規模拡大(卒業促進上乗せ措置)
・賃上げ(中長期大規模賃金引上促進上乗せ措置)
成長分野進出枠は、ポストコロナに対応した取り組みをこれから行う事業者向けの支援。
コロナ回復加速化枠は、今なお新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業や、終息後の今、最低賃金引上げの影響を大きく受けている事業者向けの支援です。
事業再構築補助金のスケジュールと申請方法
次に申請スケジュールと申請方法について紹介します。ここではおおよその期間を記載しますので、「今期の締め切りはいつまでなのか」など、具体的な日程については公式ホームページを必ずご確認ください。
申請準備
事業再構築補助金の申請準備には、必要書類の準備や、認定支援機関の選定などが挙げられます。
準備には手順が多く、場合によっては1ヶ月以上かかることもあるため、時間に余裕を持って準備する必要があります。
申請締切日
申請締切日は、公募開始日からおよそ2〜3ヶ月後であることが多いです。
公式ホームページに掲載されますので、いつまでに申請すべきかを必ず確認し、余裕を持って申請しましょう。
採択結果の発表
発表は申請締切日からおよそ2〜3ヶ月後です。補助金の交付候補者としてえらばれた場合には事務局より通知が届きます。
ただし応募件数が多い場合は審査に時間がかかりますので、採択結果の発表まで長引く可能性もあると頭に入れておきましょう。
交付申請
交付申請は、採択結果の発表からおよそ1ヶ月程度です。
採択されると事業再構築補助金採択決定通知書が届きますので、交付申請を行いましょう。
交付申請は電子申請で行います。その後事業再構築補助金の交付決定通知書が届いてから事業を開始できます。
補助事業の開始
交付申請が終わったあとは、申請した内容の事業を実施します。だいたい交付決定日から12ヶ月以内に開始される場合が多いです。
なお、サプライチェーン強靱化枠は交付決定日から28ヶ月以内となりますので注意が必要です。
実績報告書の提出
実績報告書の提出は、下記2つのうちいずれか早い方の日程です。
・補助事業期限日
・補助事業完了から30日を経過した日
どちらに該当するかは場合によって異なりますので、確認が必要です。
入金
事業再構築補助金の入金は、精算払請求の承認後、請求書類に不備がなければ8営業日程度です。もし不備がある場合は事務局から連絡が届きますので、指示通りに修正を行ってください。問題がなければ指定の銀行口座に補助金が支払われ、完了となります。
ここまで事業再構築補助金について解説してきましたが、次の項目では実際にあった採択事例を紹介していきます。
→【2022年のキーワード予測⑲】「事業再構築補助金」の活用:WITHコロナ、アフターコロナに向けた業態転換がさらに加速。
事業再構築補助金の採択事例(子ども・レジャー編)
いくつかある採択事例の中から、子ども・レジャーにまつわる事例を紹介します。
→イベント遊具で集客アップ事例①:2024需要増確実 温泉&グランピング施設×キッズイベント
東北最大級のトランポリンパークを核とした複合商業施設開業
スマート・スポーツシティのまちづくり計画が策定されている八戸駅西口地区に、東北最大級のトランポリンパークと飲⾷店を想定した3つのテナント棟、誰もが気軽に利⽤できるにぎわい広場を備えた複合商業施設を開業する。
こちらは青森県八戸市に開業されたトランポリンパークの事例です。トランポリン施設としては東北最大級を誇り、2024年5月にオープンしました。
トランポリンパークは日本でも近年人気が高まっており、ショッピングセンターや観光施設で導入されています。
ワン・ステップでも多くの導入実績のあるアイテムです。
地域マリンレジャーを活性化!バイクショップの水上アスレチック開業
水上バイク等を販売している当社の主な顧客は福利厚生目的で購入する法人であり、ポストコロナで高まる一般消費者のレジャー需要に対応する商品・サービスがない。そこで、水上アスレチックを開業することで消費者ニーズに対応する新たなビジネスモデルへと事業を再構築する。
こちらは愛媛県松山市に開業される水上アスレチックの事例です。
最新の事例であるため2024年5月現在では開業されていませんが、ポストコロナによって高まった一般消費者に向けて新たな事業を再構築するとのこと。
ワン・ステップではプールに浮かべて遊べる、水上アスレチックのアイテムを多数取り揃えております。
中でも「ウォーターアスレチック」は多くのお子様が集まり大盛況となりました。
関連ページ:ウォーターアイテム 販売商品一覧
「芝政ワールド」が新しく創る、「恐竜」を学べるダイナソーエリアの事業展開
芝政ワールド内に、動く恐竜ロボット50体や化石等を設置し、「恐竜」を見て学べる日本最大級のダイナソーエリアを展開する。福井県の強みである「恐竜」を活かすことで関東圏や教育旅行などの団体客を誘致し、福井県の観光活性化に寄与する計画。
こちらは福井県坂井市にある、恐竜アトラクションの事例です。敷地内にある自然の森を活用し、2024年3月にオープンしました。
恐竜アイテムは迫力があり、ファミリー層に一定の人気があります。ワン・ステップでも「恐竜オブジェ ブラキオサウルス」など、まるで生きているかのように動くロボットを多数取りそろえております。
関連ページ:恐竜ツール一覧
事業再構築補助金の採択事例(ペット事業編)
ペット事業についても事例を1つ紹介します。
ドッグランとグランピングの複合施設を開業
こちらは茨城県つくば市にある、ドッグリゾートパークの事例です。
建設会社に向けた機能のリースを中心し、建設業に関わる総合サービスを提供している企業ですが、コロナの影響で事業継続の危機に陥りました。
その後事業再構築補助金を活用し、ドッグランとグランピングの複合施設を2024年4月にオープンしています。
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オリジナル制作にも対応しておりますので、お客様のご要望に合ったアイテムを納品させていただきます。
関連商品:エアー式ドッグラン(大)※販売
→スピード開設!レンタル仮設ドッグランでイベントを盛り上げよう【ブログ】
中小企業の新分野展開、事業転換、事業再編をイベントアイテムで支援します
事業再構築補助金は「事業の再構築に取り組む費用の一部を補助する制度」です。事業の新たな分野展開、転換、再編には活用しましょう。
申請準備など時間がかかる場合もありますので、余裕を持って申請するのがおすすめです。
また、ワン・ステップではイベントアイテムを多数取りそろえており、中小企業の新たな事業をサポートします。ぜひ一度お問い合わせください。
参考文献:事業再構築補助金