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6月は雨が多く、外出が億劫になりがちな季節です。
一方で、6月は暮らしや健康、学びにまつわる記念日があり、商業施設にとっては季節感あるイベントを展開できるタイミングです。
本記事では、6月の注目記念日やイベント企画のアイデア、多くの来場者に楽しんでもらえるおすすめアイテムを紹介します。
天候に左右されず、集客力アップにつながるヒントを探しているイベント担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
6月の記念日一覧
6月は、私たちの暮らしに身近なテーマを切り口にした記念日が多く制定されている月です。
ここでは、6月の注目記念日として、以下の3つを紹介します。
ロコモ予防の日
ロコモ予防の日は、6月5日にロコモティブ・シンドローム予防推進委員会によって、制定されました。
「ロ(6)コ(5)モ」と「ろ(6)うご(5)」(老後)の語呂合わせから、6月5日が選ばれました。
ロコモとは、骨・関節・筋肉などの運動器の機能が低下し、立つ・歩くといった基本的な動作が困難になる状態です。
進行すると寝たきりや要介護のリスクが高まります。
運動器の機能低下による要介護状態を防ぐため、ロコモティブ・シンドローム(略称:ロコモ)の認知度向上と予防法の普及を図ることを目的としています。
活動例としては、ロコモチェックやロコトレ(ロコモーショントレーニング)などの啓発活動が行われています。
時の記念日
時の記念日は、毎年6月10日に制定された日本の記念日です。
671年に天智天皇が日本で初めて「漏刻(ろうこく)」という水時計を使って、時を知らせたことに由来しています。
1920年に文部省などが「時間を大切にしよう」という考えを広めるために、この日を記念日にしました。
現代では、学校で時計の仕組みを学んだり、時間を守ることの大切さを考えたりするきっかけにもなっています。
ボウリングの日
ボウリングの日は、毎年6月22日に制定された記念日です。1861年6月22日に長崎の外国人居留地に日本初のボウリング場が開設されたことに由来しています。
この施設は、長崎出島の近くにあったとされ、外国人向けの娯楽として人気を集めていました。
記念日は、日本ボウリング場協会によって1972年に制定され、ボウリングの魅力を広めることが目的です。
現在では、全国のボウリング場でイベントやキャンペーンが行われることもあり、家族や友人と楽しむスポーツとして親しまれています。
ルールがシンプルで年代を問わず楽しめるボウリングは、健康づくりやコミュニケーションにもぴったりのスポーツです。
雨の多い6月を乗り切る!イベント成功のコツ
雨が多い6月だからこそ、工夫次第でイベントの魅力を高め、集客につなげることも可能です。
ここでは、天候に左右されずにイベントを成功させるためのコツを紹介します。
屋内イベントの充実
梅雨の時期こそ、屋内イベントを充実することで来場者満足度を高め、イベントの成功につなげられます。
6月は天候に左右されやすいため、屋外イベントは来場者のキャンセルや移動の不便さなどリスクが高くなります。
一方、屋内であれば天候に関係なく快適に過ごせるため、安心して楽しんでもらえます。
たとえば、親子向けのワークショップのような体験型コンテンツは屋内でも人気です。
会場の空間を活かしつつ、季節感を演出するコンテンツを提供することで、家族連れの満足度が高まります。
雨の日特典の提供
雨の日限定の特典を用意することで来場者のモチベーションを高め、イベントの集客力を向上させることが可能です。
雨の日は外出するのが億劫になりがちですが、特典があることで足を運びやすくなります。
一例として、来場者に雨の日限定のクーポンを配布して割引やプレゼントを提供するのもおすすめです。
ユニークな特典を用意することで、イベントをより魅力的に演出できます。
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SNSでの情報発信
6月のイベントでは、SNSを活用した情報発信が来場者の安心感につながります。
梅雨の時期は「行っても大丈夫か?」「中止ではないか?」と不安に思う方が多い傾向です。
SNSで最新情報をこまめに伝えることで不安を解消し、来場を後押しできます。
たとえば、「雨でも安心!会場は屋内です」「本日限定の雨の日特典あります」など、天候に合わせた投稿は効果的です。
写真や動画を交えて会場の雰囲気を伝えることで、来場者がイメージが湧きやすくなります。
天気が不安定な6月だからこそ、SNSでの情報発信がイベントを成功させるポイントとなります。
6月といえば?商業施設で活かせる集客アイデアやおすすめアイテムを紹介
6月の注目記念日と商業施設イベントの活用事例
6月は、身近なテーマをきっかけに体験や学びを深められる記念日が多いため、商業施設にとっても、イベントを企画するチャンスとなります。
ここでは、6月の記念日を活用したイベント活用事例を3つ紹介します。
筋力測定イベント
健康意識が高まる中、商業施設でも「ロコモ予防」に関連した体験型イベントが注目されています。
一例として、「筋力測定イベント」を実施するのがおすすめです。
筋力測定イベントを開催することで、来場者は握力測定や片脚立ちテスト、簡易的な歩行チェックなどに挑戦し、自分の筋力年齢などを知る体験ができます。
体験型コンテンツを通じて、来場者の健康への関心にも自然につなげられるでしょう。
ロコモ予防の日をフックに、社会的な関心ごとをテーマにしたイベントを展開することで、商業施設ならではの学びと体験の場をつくり出すことが可能です。
時計作りワークショップ
子どもから大人まで時間について考える「時の記念日」に合わせて、商業施設でも有意義に活用する事例が増えています。
たとえば、親子向けイベントとして「手作り時計ワークショップ」を開催するのもおすすめです。
木製のベースや紙素材を使ってオリジナル時計を作れるため、親子で過ごす学びの時間として体験を提供できるでしょう。
さらに、商業施設内の文房具店や雑貨店と連動すれば、時計関連アイテムや知育グッズの特設コーナーを展開することも可能です。
ワークショップで生まれた興味関心を、売場誘導へと自然につなげることで、販促効果も期待できます。
ボウリングチャレンジ大会
世代を超えて交流できるスポーツとして、近年再注目されているボウリングは、商業施設イベントとも親和性があります。
ボウリングの日に合わせて、商業施設内のアミューズメントコーナーにて「ボウリングチャレンジ大会」を開催するのもおすすめです。
ストライクの数やスコアに応じた景品を用意することで、子どもからシニアまで幅広い世代が楽しめます。
初心者でも気軽に参加できるよう、補助レーンやスタッフの投球サポートも充実することで、親子や三世代での来場も期待できるでしょう。
参加者には「参加賞」として施設内で使えるクーポンを配布することで、飲食店や雑貨店への回遊促進にもなります。
施設全体を巻き込んだイベントとして開催することで、商業施設の集客につながります。
イベント担当者向け!6月の記念日におすすめのアイテム
梅雨の季節である6月は、天候に左右されにくい屋内イベントのニーズが高まる時期です。
ここでは、6月の記念日に合わせておすすめしたいイベントアイテムを3つ紹介します。
ロコボット
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ロコボット(ロコモーションロボット)は、宮崎大学工学部バイオメカニクス研究室の山子剛准教授が開発した、体を動かしながら楽しめる新感覚のロボット体験ゲームです。
フォースボードの上に乗り、体を傾けたり片足で立つなどの動作で重心を移動させ、直径8cmの球体ロボットを操作します。
ボーリングのピンを倒したり、レースをしたりと、全身を使って楽しむことができます。
お子様から高齢者まで、幅広い年齢層が一緒に楽しめるため、家族三世代でのイベントにも最適です。
直感的な操作のため、初めての方でもすぐに楽しめるでしょう。
また、ロコボットは足関節背屈筋群を効果的に刺激するため、運動能力の回復や向上を目指すロコモーショントレーニングにもおすすめです。
楽しみながら筋力を増加させることができるため、現在は宮崎大学医学部付属病院で臨床試験も行われています。
ロコボット(ロコモーションロボット) – イベントアイテムのワン・ステップ
10秒ゲーム
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10秒ゲームは、参加者が体内時計の正確さを競い合うシンプルながら盛り上がるアトラクションです。
ルールはボタンを押してタイマーをスタートし、10秒に近いタイミングで再度ボタンを押して止めるのみとなります。
直感と集中力が試されるこのゲームは、子どもから大人まで幅広い年齢層に楽しんでもらえるでしょう。
参加者同士で記録を競い合うことで、会場全体が一体となって盛り上がれます。
屋内外での設営が可能ですが、雨天時や風速8m/sec以上の強風時は設営を控えましょう。
ボウリングゲーム
ボウリングゲームはエアー式の安全設計で、小さなお子様から大人まで楽しめるカーニバルスタイルのスポーツアトラクションです。
野球ボールサイズの小さめのボールを的めがけて転がして入れてピンを倒すシンプルなゲームとなっています。
的に入ると自動的に下の穴からボールが出てきますので、スムーズな運営が可能です。
また、エアー式設計のため柔らかい素材で安全性が高く、小さな子どもでも安心して遊べます。ボウリングゲームを活用することで、誰でも簡単にボーリングを楽しめるでしょう。
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記念日イベントで6月の集客アップを狙おう
6月は「ロコモ予防の日」「時の記念日」「ボウリングの日」など、商業施設のイベント企画にもぴったりのタイミングです。
雨の多い季節だからこそ、屋内で楽しめる体験型コンテンツや来場特典、SNS発信などの工夫をすることでイベントの魅力が高まり、集客効果を引き上げます。
今回紹介した3つのアイテムは、世代を問わず楽しめるため、6月の商業施設イベントでの活用に最適です。
イベントに最適なアイテムの詳細や導入のご相談は、お気軽にワン・ステップまでお問い合わせください。