公園は近年、老朽化のため再整備やリニューアル時に大型遊具の導入を検討する方も多いです。
この記事では、公園への大型遊具導入のポイントや効果、具体的な活用事例について詳しく解説します。
安全性や耐久性、メンテナンス性といった重要な観点から、導入・運用コストまで幅広く情報を提供します。
また、人気の大型遊具やその特徴についても紹介しますので、公園の魅力アップを検討されている方々の参考にしてください。
目次
進む公園の再整備やリニューアル
施設や遊具の老朽化という課題があり、公園の再整備やリニューアルが全国各地で進んでいます。
また、まちづくりの一環として公園の魅力向上を図る動きも見られる中で、大型遊具の導入が注目されています。
老朽化が公園の再整備やリニューアルのきっかけに
多くの公園は高度経済成長期に整備された公園が多く、設置から40年以上経過しているケースも少なくありません。
老朽化した遊具は安全面での不安があり、利用者の減少にもつながります。
そのため多くの自治体で、公園の再整備やリニューアルでより魅力的で安全な遊具を導入する動きが広がっているのです。
民間企業の活用により広がる選択肢
公園の再整備やリニューアルは、従来の自治体主導だけでなく、民間企業の知恵や資金を活用することが増えています。
カフェやレストランなどの収益施設と組み合わせて、大型遊具の導入コストを捻出する方法など新しい発想や効率的な運営が可能になります。
公園に大型遊具を導入する効果とメリット
公園に大型遊具を導入することで、さまざまな効果とメリットについて解説します。
広範囲から集客できる
大型遊具は公園の魅力が大きく向上し、広範囲から人を集めることができます。
近隣住民の利用が中心となりがちな公園ですが、遠方からも多くの家族連れが訪れるからです。
例えば、大型複合遊具や巨大なネット遊具などは雑誌の特集やSNSなどで話題になり、口コミで広がることも期待できるでしょう。
対象年齢を広げられる
大型遊具の導入により、公園を利用する子どもたちの年齢層を広げることができます。
従来の遊具は低年齢の子どもを対象としたものが多く、それ以上子どもたちにとっては物足りません。
大型のアスレチックやクライミングウォールなどであれば、家族全員で楽しめる公園として人気を集めることが可能です。
料金を徴収できる
大型遊具の中を有料で運営できれば、公園の維持管理費を補うことができます。
大型エアー遊具やトランポリンパークなどは適切な料金設定をすることで、遊具の維持管理費だけでなく、公園全体の運営費を補えるでしょう。
ただし、料金徴収を行う運営は無料で利用できるエリアとのバランスなどを考慮する運営方法が必要となります。
公園への大型遊具導入のポイント
公園に大型遊具を導入する際には、いくつかの以下のポイントに注意してください。
安全性
大型遊具を導入する際、最も重要なのが安全性です。滑り台の角度や高さ、手すりの間隔など、国の安全基準を満たすよう定期的な点検や管理が欠かせません。また、年齢に応じた適切な遊具選びも重要です。
耐久性
大型遊具は長期間の使用に耐えられる耐久性が求められます。
屋外で使用する遊具の場合、雨や風、日光などの自然環境に耐えられる素材選びが重要です。ま
た、多くの子どもたちが毎日、長期間安全に使用することができる、摩耗や破損に強い構造設計も必要です。
メンテナンス性
大型遊具を長く安全に使用するためには、適切なメンテナンス計画とメンテナンスのしやすさが必要です。
部品の交換や清掃がしやすい構造や、メーカーによるアフターサービスの充実度も選定の際のポイントとなります。
導入コスト
大型遊具の導入には、遊具本体の価格はもちろん、設置工事費や周辺整備費なども考慮に入れる必要があります。
また、安全性を確保するための地盤改良や転落防止マットの設置なども必要になる場合があるからです。
ただし、初期投資を抑えるために安全性や品質を犠牲にするのは避けるべきです。長期的な視点で考え、適切な予算配分を行うようにしましょう。
運用コスト
大型遊具の導入後は、定期的な点検や修理、清掃などの維持管理費用を見込んでおく必要があります。
また、保険料や人件費なども必要です。特に、有料の遊具施設の場合は、スタッフの配置や料金徴収システムの運用など長期的な収支計画を立てることが重要です。
補助金の活用
大型遊具の導入には、各種補助金を活用できる可能性があります。国や自治体が実施する公園整備事業や地域活性化事業などの補助金制度がないか確認しましょう。
他にも、民間企業との連携による資金調達も方法の1つです。専門家に相談しながら、最適な資金調達方法を検討しましょう。
公園への大型遊具の導入事例
大型遊具の導入により公園の魅力が大きく向上し、多くの来場者を集めている事例について解説します。
こもれび森のイバライド:大型エアー遊具
茨城県稲敷市にあるこもれび森のイバライドでは、国内最大級の大型エアー遊具が人気を集めています。
複雑な迷路のような構造になっており、従来の固定遊具と比べて衝撃を吸収しやすく、怪我のリスクが低いのが特徴です。
滋賀農業公園ブルーメの丘:アスレチック施設
滋賀県日野町にある滋賀農業公園ブルーメの丘では、2024年の夏に大規模なアスレチック施設「GO-EMON」がオープンされます。
バランスと全身の筋力を駆使し、強靭なメンタルが求められる高難易度のアスレチックで構成され、幅広い年齢層の子どもたちが楽しめるでしょう。
公園以外での導入事例とおすすめ大型遊具
大型遊具の導入は公園以外でも導入されていますので、事例を2つ紹介します。
空き駐車場:MEGA忍者ジャンプ
都市部の空き駐車場を活用した、忍者をテーマのアスレチック「MEGA忍者ジャンプ」が注目を集めています。
遠くからも目立つカラフルなデザインで、障害物を越えて進む忍者の修業のようなアトラクションです。
全長は60mを超え、1周が250mの巨大なエア遊具です。期間限定のイベントとしても人気があります。
観光施設:ビッグプレイランド
観光施設での期間限定イベントとして、「ビッグプレイランド」が各地で開催されています。
日本最大級のエア遊具で、クライミングウォールや滑り台など、様々な障害物を乗り越えて250m先のゴールを目指します。
全長63.5m、全幅25mのサイズなのにエアー式で設置も比較的簡易で、観光施設や公園、遊園地などに導入可能です。
ショッピングモール:トランポリンパーク
ショッピングモールの空き店舗を使って設置されることで、家族連れや雨天時の子どもの遊び場としても喜ばれます。大小様々なトランポリンを周囲がメッシュ状にすることで、お子様の安全を確保しながら遊ぶ様子を見ることができます。
約10m四方のサイズですが、お客様の要望に応じて、トランポリンのデザインやサイズの変更が可能です。
公園への大型遊具導入ご相談ください
公園への大型遊具導入を検討する際は、専門家への相談が重要です。
主に考慮すべき点は、安全性と耐久性の確保、そして適切な維持管理とコスト計画です。最新の安全基準に適合し、長期間使用可能な遊具を選ぶことができます。
また、定期的な点検や修理、清掃費、保険料などの運用コストも含めた長期的な計画を立てることができます。
大型遊具の種類や特徴について詳しく知りたい方は、レンタル商品や販売商品を豊富に品そろえをしている当社の大型遊具特集ページやエア遊具特集ページをご覧ください。
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