夏イベントで年代問わず人気のある「お化け屋敷」の企画と運営のコツを紹介。
夏祭りや納涼祭、商業施設のイベントや催事にぴったりなレンタルお化け屋敷について、
選び方、準備するもの、企画運営の検討事項、お化け屋敷オープンまでの流れ、成功事例について詳しく解説します。
目次
レンタルお化け屋敷の活用シーン
夏祭りや納涼祭
お祭りの目玉に、家族で楽しめるお化け屋敷を設置するケースが増えています。
テントタイプのものは屋外に仮設することが可能ですので、単日でもお化け屋敷を組み立てることが可能です。
最近は、お祭りの屋台に並んでお化け屋敷を出店するケースもあるようです。
商業施設の単発イベント
ショッピングセンターさまのイベントホールで、夏休み限定のお化け屋敷が人気です。
ホールなどの広い場所がなくても、吹き抜けスペースに仮設テントをたてるといった形での設置も可能です。
公営競技場でのイベント
競馬場やボートレース場では、家族連れをターゲットとしたイベントも数多く開催されています。
その中でも、週末だけ・レース期間だけ設置できる仮設のお化け屋敷はとても人気が高いツールです。
お化け屋敷の運営で準備するもの
外装
お化け屋敷は中に入ってからが本番!
そのため、外からは何をやっているかがわかりにくいのがデメリットです。
入口の前にお化けのオブジェを置く・写真やイラストを飾るなどもおすすめです。
こちらは、実際にお客様がご用意された地を這うお化けオブジェ。
「面白そう!」「何あれ!」というお客様の声で、さらに他のお客様の目を引いていました。
別途装飾のご用意が難しい場合は、外側にプリントのあるエアーテント式お化け屋敷もおすすめです。
※写真は和風です。
小道具
装飾や後述する脅かし役のスタッフ用に、小道具があるとさらに雰囲気を出すことができます。
お化け屋敷は外からだと様子が見にくいので、受付や外側に装飾があるとイベント実施がわかりやすくなります。
BGM
商業施設だとテナントのBGMやお客様の声、屋外だと発電機や車の音などが気になってきます。
動画サイトでフリー音源なども多く公開されていますので、そういったものの利用がおすすめです。
内装・装飾
脅かしポイントに、お化けや脅かし役のスタッフを設置する必要があります。
お化けだけを設置するよりも、周りの装飾にひと手間加えることでより怖い雰囲気を演出できます。
発泡スチロールや段ボールを使った手作りでも、内部は暗いのでかなり雰囲気が出てきます。
また、照明の当て方で怖さを演出できます。
お化け役
機械仕掛けのお化けも十分怖いですが、やはり人による脅かしが一番スリルがあると人気です。
体力を使うポジションなので、受付・列整理スタッフとローテーションで組むと最後まで元気よく脅かすことができます。
また長期でお化け屋敷を運営する場合、ある程度脅かし役のスタッフを固定するとタイミングや脅かし方が上手になってくる、という現象もあるようです。
運営スタッフ
基本的には、
・受付
・入口
・出口
・列整理
のスタッフが必要となります。
(脅かし役除く)
少ない人数でも運用しやすい遊具です。
お化け屋敷の企画時の検討事項
お化け屋敷の料金設定
ショッピングセンターでのイベントでは、1人300円~500円で設定されることが多いです。
商業施設の公式アプリや当日のレシート提示で100円値引き、といった運営方法も集客に効果的です。
お化け屋敷の時間設定
規模にもよりますが、簡易式エアテントお化け屋敷ですとだいたい2-3分でゴールします。
回転率を上げたい場合は、コースを短くする・難易度を下げることで対応可能です。
反対に体験時間を長くして満足度をアップさせたい場合は、ホール式お化け屋敷などの大規模なお化け屋敷を設置する、脅かしポイントを多く設定して難易度を上げるといった対応もおすすめです。
スタッフの必要人員
脅かし役のスタッフを多く設置したい場合は、人員の手配も必要です。
長期間の場合、なるべく同じスタッフに入ってもらうことで脅かしに慣れてもらうことができます。
ちょうど良いタイミングで脅かしができると、恐怖が倍増します。
レンタルお化け屋敷の選び方
ワン・ステップで取り扱いのあるお化け屋敷は3種類。
特徴に合わせて、おすすめのタイプをご紹介します。
開催する場所と広さで選ぶ
実施場所が屋外の場合は、簡易式エアテントお化け屋敷・テント式お化け屋敷がおすすめです。
明るい場所でも、中はしっかり暗くなります。
夏の時期は、夕方~夜の運営がおすすめです。
お化け屋敷内部の温度上昇を避け、夜の暗闇にも大変よく似合います。
※雨天・荒天時は運営を一時中断します。
短期か長期、常設かで選ぶ
短期開催の場合は、設営撤去が簡単な簡易式エアテントお化け屋敷がおすすめです。
反対に長期間お化け屋敷をご利用されたい場合は、テント式やホール式お化け屋敷がおすすめです。
通路のパネルを立てたままにしておくことができるので、連日の準備・養生がとても簡単です。
和風か洋風かで選ぶ
イベントに合わせて、お化け屋敷の和風・洋風を選んでいただくことが可能です。
和風:ろくろ首・一つ目小僧など
地域の夏祭りや、インバウンド向けのイベントにおすすめです。
洋風:スケルトン・ゾンビなど
夏の時期はもちろん、ハロウィンシーズンのお化け屋敷にもぴったりです。
お化け屋敷オープンまでの流れ(短期・簡易式エアテント)
レンタル契約(1ヶ月前目安)
お問い合わせをいただき、実施1か月前にはご契約となります。
夏~秋にかけてはお問い合わせが集中するため、2~3か月前からのご検討をおすすめいたします。
ご契約時に、実施日程・実施場所を再度確認いたします。
設営(前日もしくは当日)
弊社スタッフ1名がお伺いし、現地スタッフ様のお手伝いをいただきながら設営作業をします。
簡易式エアーテントお化け屋敷は、イベント当日の設営も可能です。
※イベント開始時間や搬入経路によっても変わりますので、営業担当者へご相談ください。
イベント開催
準備が完了したら、いよいよイベント開始です。
脅かし役のスタッフ様に入っていただく場合は、開始前に少し練習してもらうことも。
必要に応じて、受付・列整理のスタッフ様もご手配ください。
撤収(当日)
イベント終了後、当日中の撤去が可能です。
※イベント終了時間によっては、翌日撤去となる可能性がございます。営業担当者へご相談ください。
※屋外・明かりがない会場の場合は、安全面から夕方~夜の撤去作業ができない可能性がございます。
事前にご確認ください。
積み込みまで完了したら、撤去作業終了です。
お化け屋敷オープンまでの流れ(長期・ホール式)
レンタル契約(1~2ヶ月前目安)
ホール式の場合、図面の作成やパネルの発注等が発生する関係から、1~2か月前の契約が必要です。
夏~秋にかけてはお問い合わせが集中するため、3~4か月前からのご検討をおすすめいたします。
大規模な展開をご検討されている場合は、お早めにご相談くださいませ。
ご契約時に、実施日程・実施場所を再度確認いたします。
内装図面制作
お化け屋敷の内部について、図面を製作します。
HP掲載サイズより大規模な場合は、お化けの数を増やすことも可能です。
設営(前々日~前日)
広さにもよりますが、HP掲載サイズの場合は設営に丸2日間かかります。
1日目:搬入~パネル組み
2日目:前日作業の残り~お化け配線~レクチャー
弊社スタッフ2名でお伺いしますので、現地にて4名のお手伝いをお願いいたします。
イベント開催
設営時にレクチャーまで完了しますので、当日の朝は作業が少なく済みます。
運営終了後にお化けの確認・調整を行っていただきます。
長期間の場合でも、現地スタッフ様で十分運営いただけるツールです。
撤収(翌日)
撤去は1日間かかります。
パネル・お化けのばらしを行い、車両に積み込みをして完了です。
レンタルお化け屋敷のおすすめアイテム
簡易式エアテントお化け屋敷
工事不要!2-3時間ですべての準備が完了する画期的なお化け屋敷です。
外側はエアーですが、中に設置するお化けはテント式・ホール式と同じものを使用します。
当日設営撤去も可能ですが、本格的なお化け屋敷を運営することが可能です。
テント式お化け屋敷
3間5間のテント内にパネルを組み、お化け屋敷を展開します。
商業施設の吹き抜けスペースや、公営競技場のイベントスペース・駐車場などにぴったりのサイズ感です。
屋内外どちらも対応可能です。
ホール式お化け屋敷
1か月単位など、長期のイベントにぴったりのツールです。
商業施設のイベントホールや体育館などを貸し切っての展開が可能です。
設営には2日間・撤去には1日間かかりますが、運営時は少ない人員で対応が可能です。
3mお化け着ぐるみ
巨大なゾンビの着ぐるみです。
お化け屋敷は外からだとイベント内容がわかりにくいため、入り口に1体いるとアイキャッチ効果抜群です。
もちろん歩き回ることもできますので、お客様をお化け屋敷に誘導する効果もあります。
お化け屋敷イベントの成功事例
簡易式エアーテントお化け屋敷 単日開催
九州エリアのお祭りでご利用いただきました。
洋風タイプのエアーテントお化け屋敷は、ハイエースサイズの車両でお伺いが可能です。
設置場所近くまで車両進入が可能であれば、荷下ろし後すぐに設営作業が開始できます。
今回は15分ほどで荷下ろしが完了し、設営作業に入りました。
運営は14時~18時。休憩要員なしで、スタッフ3名で運営いたしました。
短いイベント時間でしたが、回転率が良い・一度に複数名は言っていただけることから、最終的には650名ほどのお客様にご利用いただきました。
【ブログ 設営レポート(洋風)】実際、エアーテント式お化け屋敷ってどうなの!?
空きテナントでホール式お化け屋敷
商業施設の空きテナント内にパネルを組み、お盆限定のお化け屋敷に大変身。
受付・列整理のスタッフ様も、テーマに合わせた衣装をご用意いただきました。
センサー・電動のお化けが並び、最後はスタッフによる脅かし。
「最後が一番怖かった!」「容赦ないね」「子ども向けだと思ったのに、ちゃんと怖かった」といった感想が聞かれました。
2024年夏向けイベント企画の事例紹介①ショッピングセンター・ショッピングモール、商業施設【ブログ】
夏だけじゃない!ハロウィン×お化け屋敷
お化け屋敷=夏のヒット商品でしたが、2023年はハロウィンに合わせたご利用が複数ありました。
出口まで無事にたどり着いたらハロウィンのお菓子プレゼント!という運営方法でした。有料開催にもぴったりですね。
受付のスタッフ様にも仮装をしていただき、さらに雰囲気アップです。
1日で約1000名ほどのお客様にご利用いただきました。
いかがでしたでしょうか。
夏~秋に向け、お化け屋敷レンタルのお問い合わせが増えております。
例年とは一風変わったイベントに、家族連れがターゲットのイベントの目玉に。
ぜひ弊社のお化け屋敷をご検討ください。