あなたの地域の魅力を再発見し、多くの人に知ってもらいたい、という思いを抱いていませんか。
この記事では、地域活性化に成功した自治体の事例や効果的なイベント企画のポイントを詳しく解説します。地域の魅力を発信し、移住促進や観光客誘致を目指す方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
シティプロモーションとは?目的と効果を解説
シティプロモーションとは、地域の魅力を効果的に発信し、地域経済の活性化、地域のブランド価値を高める取り組みです。これにより人口増加、経済活性化、住民満足度の向上などが期待できます。ここでは、シティプロモーションの目的・効果について詳しく解説しますね。
地域の魅力再発見!衰退する地域を活性化する
シティプロモーションは、衰退する地域を活性化するための重要な手段です。特に地方では、少子高齢化や過疎化が深刻化しており、シティプロモーションが必要とされています。シティプロモーションを通じて、地域の特徴や文化をアピールし、地域の魅力を再発見することができます。
移住促進や観光客誘致に繋がる
シティプロモーションは、移住促進や観光客誘致に繋がる効果があります。
例えば、宮崎県小林市では、YouTube動画を活用して移住促進PRムービーを配信し、移住相談件数が約2倍に増加。また、佐賀県佐賀市では、ウェブサイトやSNSを積極的に活用したシティプロモーションで注目を集め、地域の経済を活性化させています。
地域住民の誇りを高め、一体感を醸成
シティプロモーションは、地域住民の誇りを高め、一体感を醸成する効果もあります。シティプロモーションを通じて、地域住民が地域に対する愛着度を高めることができ、地域の活性化につながります。
例えば、千葉県流山市では、ブランディングを通じて地域活性化を図り、地域住民の誇りを高めることができました。
シティプロモーション成功事例!有効な戦略3選
シティプロモーションの成功事例のなかでもおすすめの戦略が3つありますので、具体的にしますね。
千葉県流山市:ブランディングで地域活性化
千葉県流山市のブランディング戦略は、30代~40代前半の子育て世帯をターゲットにしたキャッチコピー「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」です。この戦略の特徴は、明確なターゲット設定と一貫したメッセージの発信です。
具体的には、子育て支援施策の充実や、都心へのアクセスの良さをアピールしました。また、ポスターやWebサイト、SNSなど様々な媒体で統一感のあるデザインを用い、ブランドイメージを浸透させました。その結果、流山市は4年連続で人口増加率全国1位を記録。
山口県周南市:シビックプライドで地域ブランド確立
山口県周南市は「シビックプライド醸成プロジェクト」を立ち上げました。つまり、住民の地域への愛着と誇りを高めることで、地域ブランドを確立する戦略です。
この戦略の特徴は、住民参加型のアプローチです。 市民参加型ワークショップの開催や、地域の魅力を再発見するツアーの実施、市民が主役となる地域PR動画の制作などを行いました。また、地域の歴史や文化、産業を学ぶ機会を提供し、住民の地域理解を深めました。
この結果、住民の地域への愛着度が向上し、自主的な地域活動が活発化。さらに、住民自身が地域の魅力を発信する「シビックプライド大使」として活躍するなど、持続可能な地域ブランディングの仕組みが構築されました。
宮崎県小林市:PR動画がヒットして移住者増加
宮崎県小林市は「ンダモシタン小林」というユニークなPR動画を制作し、YouTubeで公開しました。この戦略の特徴は、地域の方言や文化を活かしたユーモアのある表現と、SNSを活用した拡散です。
これは、地元の方言「ンダモシタン(そうだったのか)」を用いた歌と踊りで、小林市の魅力や特産品を紹介しました。動画は斬新さとユーモアで話題となり、短期間で多くの方にシェア・再生されました。
この結果、小林市の知名度が大幅に向上し、観光客の増加だけでなく、移住相談件数も増加。特に若い世代からの関心が高まり、実際の移住者数も増加傾向にあります。インパクトのある動画コンテンツが、効果的な地域PRと移住促進につながった事例と言えます。
シティプロモーションのイベント企画のポイント3つ
シティプロモーションでイベントをする際に、押さえておきたい3つのポイントがあります。ぜひ、企画する時の参考にしてくださいね。
1.地域住民が主役!参加型のイベント
シティプロモーションのイベントでは、地域住民が主役になる参加型のイベントが効果的です。例えば、地元の特産品を使った料理教室や、地域の歴史をテーマにしたウォーキングツアーなど、住民が自分の得意分野や興味のあることを活かしてイベントを企画・運営することで、より深い地域への愛着が生まれ、イベントへの参加意欲も高まります。
障がいや年齢に関係なく参加しやすいイベントを考えるなら、こちらの記事も参考にしてください。
インクルーシブ×イベント×遊具で取り組む、誰もが遊べる場所づくり | イベントアイテムのワン・ステップ (onestep-miyazaki.com)
2.地域の特性・特産品を活かした戦略
地域の特性や特産品を活かしたイベントは、その地域ならではの魅力を発信する上で非常に効果的です。例えば、海産物が豊富な地域であれば、海の幸を使った料理コンテストや、漁業体験イベントを開催するなど、地域の特色を最大限に活かしたイベントを企画することで、地域の魅力を広く発信することができます。
地域の特色を活かしたイベントは次の記事も参考になります。
地方創生・地域活性化×イベントアイテムで地域を盛り上げよう | イベントアイテムのワン・ステップ (onestep-miyazaki.com)
3.地域の魅力をSNS・動画で情報発信
現代では、SNSや動画が情報発信の主流となっています。イベントの様子をSNSでライブ配信したり、魅力的なPR動画を作成し、YouTubeやTikTokなどのプラットフォームで公開したりすることで、より多くの人にイベントを知ってもらうことができます。また、参加者自身がSNSでイベントの様子を発信することで、口コミ効果を生み出すことも期待できます。
多くの自治体は結婚サポートに取り組んでいるので、こちらの記事イベントならインパクトがある写真を発信もできそうです。
婚活イベント×お化け屋敷のすすめ!吊り橋効果で出会いをサポート | イベントアイテムのワン・ステップ (onestep-miyazaki.com)
シティプロモーションの戦略の注意点
シティプロモーションを成功させるために、次に紹介する注意点を忘れないようにしてください。
シティプロモーションと広報活動の違い
シティプロモーションと従来の広報活動のとは違います。シティプロモーションは地域内外問わず、積極的に地域の魅力を戦略的に発信し、地域のブランド価値を高める活動です。住民を巻き込んだ参加型の取り組みが多いのも特徴。さらに、長期的な視点で地域のイメージ向上を目指すため、一過性のイベントだけでなく、継続的な活動が重要となります。
一方、従来の広報活動は主に行政からの情報を住民に伝えることが中心。この違いを理解せずに従来の広報活動の延長線上でシティプロモーションを行うと、効果が限定的になる可能性があります。
シティプロモーションにかかる費用
シティプロモーションにかかる費用は、多岐にわたります。イベントの開催費用、広告費用、人件費などがかかります。
ただし、必ずしも高額な予算が必要というわけではありません。地域の特性や既存のリソースを活かすことで、効果的なプロモーションを低コストで実現できる可能性もあります。 費用対効果を常に意識し、限られた予算で最大限の効果を得られるよう工夫することが大切です。
成果測定と継続的な改善
シティプロモーションの効果は即座に現れるものばかりではありません。そのため、適切な指標を設定し、定期的に成果を測定することが重要です。次の指標を定期的に測定しましょう。
・人口増減率
・観光客数の変化
・地域ブランド力調査の結果
・住民満足度調査の結果
・メディア露出度
これらの結果をもとに戦略の見直しや改善を行うことが重要です。
地域活性化を成功させるための第一歩
地域の魅力を発掘し、効果的に発信することで、移住促進や観光客誘致など、多くの良い影響をもたらすシティプロモーション。
成功の鍵は、地域住民の参加を促し、地域特性を生かしたイベントを企画することです。費用対効果を意識しながら、長期的な視点で取り組むことが大切です。まずは、あなたの地域の隠れた魅力を探し出し、発信してみましょう。
地域の未来を変える第一歩として、今すぐシティプロモーションに取り組んでみませんか?きっと、あなたの地域に新たな可能性が広がるはずです。