夏本番を控え、各地でお祭りやイベントの企画で、定番アイテムの「やぐら」の設置をするか悩む方は多いです。
太鼓や掛け声の拠点として存在感抜群のやぐらは、イベントの雰囲気作りに最適です。
しかし、設置や撤去などに手間がかかるのが課題です。そこで今注目されているのが、エアーで簡単に設置できるやぐら風オブジェ。
本物さながらの風情を醸し出しながら、レンタルによりコストも手軽に抑えられます。
今回は、やぐら設置でイベントを盛り上げる魅力や具体的な活用方法をご紹介します。
目次
やぐら(櫓)とは?
やぐらは、祭りやお祭り、盆踊りなどの行事で使われる仮設の高い台のことを指します。ここではやぐらについて簡単に解説します。
やぐらの歴史
やぐらの語源は、「櫂」という船の櫂(かい)を操る高い場所に由来します。祭礼の際に、神々を呼び込む儀式として高い所から呼びかけることから始まったと考えられています。
江戸時代には、町内の人々が協力して作られるようになり、地域のつながりを表す存在にもなりました。
お祭りや盆踊りでのやぐらの役割
やぐらは、屋根のついた四角い形をしており、その上に人が乗って太鼓を打ったり、掛け声をかけたりする役割があります。
高い位置にあることで遠くまで音が響き、見た目にも存在感が人々の気分を盛り上げるのです。
やぐらの種類
やぐらには主に以下の3種類があります。イベントの規模や予算、設置場所などにより、適したタイプを選ぶことができます。
伝統的な木製やぐら
木造の伝統的なやぐらで、職人による手作りのため一つ一つが作品となります。祭り本来の風情があり、地域の伝統行事に好まれますが、製作費用が高額になる傾向にあります。
アルミ製やぐら
軽量で丈夫なアルミニウム製のやぐらは組み立て式なので設営が比較的容易です。収納スペースも木製に比べて小さいのが魅力。コストパフォーマンスに優れている反面、デザイン性は乏しい面があります。
やぐら風オブジェ
本物のやぐらではありませんが、エアーで膨らませるやぐら形状の看板のようなオブジェもあります。
本格的なやぐらを設置できない場合でも、このようなオブジェを設置することで、お祭り気分を演出できます。設置も簡単で低コストなため、イベントの目印として活用できるでしょう。
ワンステップではエアー式のやぐらオブジェを取り扱っています。
やぐらの課題
やぐらを設置する際には、下記のような課題がありますので参考にしてください。
設営や撤去が大変
伝統的な木製やぐらやアルミ製のやぐらは、組み立てや解体作業が大変な上、多くの人手と手間がかかります。設置場所の状況によっては、クレーンなどの重機が必要です。
子どもなどが登りたがるので監視は欠かせません。
収納スペースが無い
やぐらは大きな箱物のため、収納スペースの確保も課題です。木製の場合は特に体積が大きく、簡単に運搬しにくいです。アルミ製も分解したとしても部品が多くなりやすいでしょう。
耐久性や強度に不安がある
木製やぐらは経年劣化するため、継続的な補修が必要不可欠。一方でアルミ製やぐらの場合は、組立時の強度が課題です。強風時にはやぐら自体が倒れるリスクもあり、適切な対策が求められます。
エアー式のやぐら風オブジェを設置するメリット
本格的なやぐらの設置が難しい場合は、エアーで膨らませるやぐら風のオブジェを設置するのがおすすめです。以下のようなメリットがあります。
設営撤収が簡単
エアー式のオブジェはコンパクトに収納でき、設置も電源とエアーコンプレッサーさえあれば気軽にできます。重労働は不要なので、スタッフの手間も最小限です。
紅白幕が不要
本物のやぐらでは、祭り囃子と相まって雰囲気を盛り上げるため、紅白幕の設置が一般的です。しかしオブジェ式なら、改めて準備する必要はありません。
お祭りの雰囲気や日本らしさを味わえる
エアー式オブジェでも、やぐらの形状をしているため、祭りムードを盛り上げます。海外の方にも日本の伝統文化を感じることができるでしょう。
遠くからでも目立つ
オブジェ型のやぐらは大きさがあり、遠目からも目立ちます。提灯を吊り下げることで祭っぽさがより際立ちます。
イベントのメインエリアがわかりやすくなる
やぐら風のオブジェを設置すれば、そこをイベントの中心と認識しやすくなります。来場者の動線づくりにも役立つでしょう。
エアー式盆踊りやぐらの用途
エアーで膨らませるやぐら風のオブジェは、様々なイベントで活用しています。本格的なやぐらの設置が難しい場合に、お祭りムードを演出する良い選択肢となるでしょう。
本格的やぐらがいらない、地域の夏祭り・秋祭りに
地域の小規模な夏祭りや秋祭りでは、エアー式のオブジェがぴったりです。設営が容易で、コストも抑えられ、日本の風物詩である盆踊りのシーンを再現できます。
ショッピングモールの縁日イベントに
ショッピングモールで開催される縁日イベントなどでも大活躍です。やぐらがあれば、一層お祭り気分が盛り上がるはずです。集客力アップが期待できます。
住宅展示場のお祭りイベントに
住宅展示場で行われるお祭りイベントにも使えます。広い展示場の地図としてイベント会場の目印にすることで、来場者を迷わせることなく集客することが可能です。
幼稚園や保育園、こども園の盆踊りに
子供たちが盆踊りを楽しむ場面にやぐらは欠かせません。エアー式なので簡単に設置や撤去が可能なので、忙しい先生方の負担を減らすこともできるでしょう。
企業の納涼祭に
夏場に企業で行われる納涼祭でも活躍します。小規模でも会場の雰囲気が盛り上がり、従業員の方々に楽しんでもらえるイベントになるでしょう。
宿泊施設のインバウンド集客に
やぐらは日本らしさを演出するため、目印やフォトスポットとして設置すると喜ばれます。SNSにも写真をアップしてもらいやすい効果が期待できるでしょう。
やぐらをさらに目立たせるアイデア
やぐらやオブジェを設置するだけでも、お祭り気分は十分に味わえますが、さらに盛り上げるアイデアもあります。
提灯を飾り付ける
伝統的なやぐらには、紅白の提灯が欠かせません。提灯を飾り付けることで、一層風情があふれ、日本の夏の風物詩を再現できます。
やぐらから音楽を流す
お祭りには太鼓や鐘の音色が欠かせません。明るいJ-POPの音楽も良いですが、盆踊りや太鼓の音楽が日本らしい会場を生み出し、来場者は自然と心が踊りだすでしょう。
このようにアレンジを加えることで、やぐら設置の効果を最大限に引き出せます。イベントをより一層華やかに盛り上げられるはずです。
ワンステップでは、お祭りパッケージ商品もございます。
【5分で企画が立ち上がるパッケージイベントシリーズ②】夏を彩る華やかな縁日パッケージ
射的セット | リアルフィッシング |
今年の夏は「やぐら」を設置してイベントを盛り上げませんか?
今年の夏は「やぐら」を設置してイベントを盛り上げませんか。伝統的な木製やアルミ製のやぐらなら本格的な祭り気分が味わえ、エアー式オブジェなら設営が簡単です。
ワンステップでは、密閉式と送風式の2種類を取り扱っています。
エアー式盆踊りやぐら(密閉式) | エアー式盆踊りやぐら(送風式) |
地域の祭りから企業の納涼祭まで、幅広い用途があります。提灯を飾ったり音楽を流すアレンジを加えれば、より一層お祭り気分が盛り上がります。
やぐらのレンタルなら準備も手間なく、日本の夏の風物詩に触れられる良い機会にもなるでしょう。