夏のイベントでプールをレンタルする際、「水はどれくらい必要?」「何時間で貯まる?」と疑問を持つ担当者は少なくありません。
この記事では、仮設プールの注水・排水に関する実務的なポイントを、プールサイズ別の具体的な数字とともに解説します。事前に把握しておくことで、当日の運営をスムーズに進めることができます。
全国対応可能です。関東・関西・東海にも支店がございます。イベントの企画段階からご相談を承ります。レンタル費用についてもお気軽にお問い合わせください。
プールに必要な水量の計算方法
計算式
仮設プールに必要な水量は、以下の計算式で算出できます:
必要な水の量は「幅×奥行×水を貯める高さ=必要な体積」の計算式で求められます。水1㎥=1,000Lです。
例えば、7mプールに40cm貯めるなら:6.0m×6.0m×0.4m=約14.4㎥=約14,400Lが必要です。

実際の計算例
| プールサイズ | 水量 | 給水時間の目安(蛇口1口・16L/分の場合) |
|---|---|---|
| 5mプール(水深30cm) | 約4,800L(4.8㎥) | 約5時間 |
| 7mプール(水深30cm) | 約10,800L(10.8㎥) | 約11時間15分 |
| 10mプール(水深30cm) | 約24,300L(24.3㎥) | 約25時間 |
給水方法
水道直結方式
施設の水道栓に直接ホースを接続する方法です。
メリット:継続的な給水が可能で、最も経済的です。
デメリット:施設への水道負荷が大きく、既存の給水に支障が出る可能性があります。
水道局への事前申請が必要な場合があります。施設担当者にご確認ください。
注水にあたっては、以下の点にもご注意ください。
- 同じ水源の蛇口を複数用意しても、注水できる水の量は変わりません。蛇口をどれだけひねっても、水源の流量以上は出ません。
- プールサイズによっては夕方から注水を開始し、夜間に蛇口を止めに行く場合があります。その時間帯に施錠されていないか、安全に立ち入れるかを事前にご確認ください。
- 住宅街の施設など、使用できる水の量が決まっている場合があります。水源が枯れないようご注意ください。
- ホースは商品に付属しています。延長が必要な場合はお知らせください。
給水にかかる時間
給水時間は、プールの容量と水道の流量によって変わります。一般的な蛇口(13mm)を全開にした場合、1分間に約16〜20Lの水が出ます。
水道の流量を確認する簡単な方法として、「2Lのペットボトルが何秒で満たされるか」を計測する方法があります。例えば2Lを貯めるのに8秒かかった場合、1分間に約15Lの流量となります(60秒÷8秒×2L=15L)。
【プールサイズ別・給水時間の目安(蛇口1口・16L/分の場合)】
- 5mプール(水深30cm、約4,800L):約5時間
- 7mプール(水深30cm、約10,800L):約11時間15分
- 10mプール(水深30cm、約24,300L):約25時間
※水深・水源の流量により変わります。複数蛇口でも水源が同じ場合は流量は変わりません。
給水前の準備
配管の点検
プール内部への給水ホースが、破損・漏水していないか、事前に確認が必須です。
プール底部の確認
底部にゴミ、石などが落ちていないか、設営完了後に点検します。
水深
水深は以下を目安としてください。
- 水上アトラクションを実施する場合の推奨水深:30cm
- 小さい子向けの水遊びを実施する場合の推奨水深:15cm
給水後の水質管理
塩素濃度管理
公営プール・商業施設での利用では、塩素濃度が「0.4~1.0 ppm」に管理されていることが求められます。
初期給水後から、毎日複数回の測定・調整が必要です。
水質検査キットは基本的にお客様にご用意いただいておりますが、弊社で手配することも可能です。適切な塩素量の計算をサポートいたします。
pH管理
塩素の効果を最大化するため、pH値(6.5~7.5を推奨)の管理も重要です。
水道水から給水する場合、通常はpH管理は不要ですが、複数日のイベント運営では、毎日の確認が推奨されます。
排水について
イベント終了後のプール排水は、排水ポンプを使用して施設の排水溝へ流すのが基本です。
排水にかかる時間はプールサイズによって異なりますが、一般的に6〜8時間程度を見込んでください。
地面への直接排水ができない施設の場合は、プール付きのウォータースライダーなど、排水設備と一体になった遊具もご提案できます。会場の条件に合わせてご相談ください。
排水については以下の記事も参考にしてください。
レンタルプール遊具の注意点まとめ特集 第2回注水・排水編
よくあるご質問
Q: 給水に使った水は、どうやって排水しますか?
A: イベント終了後、排水ポンプで施設の排水溝に流します。地面への直接流出は避けてください。
排水については以下の記事も参考にしてください。
レンタルプール遊具の注意点まとめ特集 第2回注水・排水編
Q: 塩素濃度の測定は、毎日必要ですか?
A: はい。毎朝・毎夕、複数回の測定をお勧めします。測定キットの提供も可能です。
Q: 水が濁った場合、どう対応しますか?
A: 原因(藻類、汚れなど)に応じた対策(フィルター清掃、塩素量調整など)を施します。弊社にお問い合わせください。
まとめ
仮設プールへの給水は、適切な計画と実行により、スムーズに完了できます。必要水量の正確な計算、適切な給水方法の選択、給水後の水質管理が、安全で快適なプールイベントの提供につながります。
仮設プールの利用をお考えなら、ぜひ給水計画についてもご相談ください。
全国対応可能です。関東・関西・東海にも支店がございます。イベントの企画段階からご相談を承ります。レンタル費用についてもお気軽にお問い合わせください。







