高い・広い・でかい
遠くからでも色んな人の目を引くエアー遊具、それがコンボ系やスライダ―系のエアー遊具です。
そんな誰もがついつい見てしまうコンボ系・スライダ―系エアー遊具の設営・運営・撤去の際の注意点について今回はご紹介します。
コンボ系(ジャイアント恐竜コンボ) | |
荷降ろし
巻かれているエアー遊具をトラックから降ろす際、進行先に人がいないかの確認を行いながら荷物を降ろしてください。
万が一、降ろしている最中のエアー遊具に巻き込まれてしまうと、エアー遊具がとても重いので重大な事故につながる可能性があります。
また、できるだけ多くの人に荷下ろしを手伝っていただけるととてもスムーズに作業が進みます。
設営
エアー遊具が巻かれている状態の時に、エアー遊具を立てた時に”エアー遊具の入口”をどこにするのかを決めておきます。
エアー遊具を広げてしまうと、巻かれている状態の時よりも、方向転換や移動が難しくなってしまいます。
エアー遊具を広げる前に、周りに私物等が落ちていないかの確認もお願いします。
エアー遊具は巻いている状態の何倍もの広さになります。そのため、周りの物を下敷きにしてしまい、紛失やエアー遊具等破損の原因になってしまいます。
運営中の声かけ
運営の際、安全にお子様に遊んでもらう為にいくつかのルールを守ってもらう必要がります。特にスライダ―系では、怪我無くすべってもらえるように安全な滑り方を実践してもらう必要があります。しかし、遊ぶことに夢中になってしまいルールを忘れてしまうお子様もたまにいます。そんなときにどのような声掛けをすれば、思い出してもらえるのでしょうか?
入る前にお約束
エアー遊具に入る前に、受付でルールPOP(下の図)を見せながらルールをお客様に説明します。その際、お子様だけでなく保護者様にも聞こえるように説明をします。
すると、遊具の外でお子様を見守っている保護者様が、ルールを守らないお子様に、お声かけしてくれる場合があります。
また、お子様にルールを説明する際、「お兄さん(お姉さん)とお約束してくれる?」と聞いておくと、遊具内で声をかける際に「お約束覚えてる?」というと、ルールを思い出してくれることが多くなります。
ルールを守れていたら褒める
ルールを守れていないときにだけ声をかけるのではなく、ルールを守れているときにも声をかけてあげましょう。
「上手に滑れたね」「お約束守れたね」などを滑り終わった後、滑りなおすまえなどに伝えてあげると、再度滑る際にルールを覚えていてくれることが多くあります。
お子様どうしでの教え合い?
私が運営スタッフとして参加した際、お子様同士でルールを教えあっている場面がありました。
もしかしたら、スタッフから声をかけられるより効果があるのかもしれません。
撤去
撤去をする際、基本的には設営手順を後ろから行っていくのですが、設営時には無かった撤去をスムーズに進めるためのポイントが2つあります。
1つ目は、遊具の中に入っている空気を抜くことです。靴を脱いで遊具を踏むことで空気を抜くことが出来ます。
是非撤去の際は試してみてください。
2つ目は、なかに携帯等の荷物を落とさない事です。落としたことに気が付かず巻いてしまうと、取り出すことが大変です。最悪の場合、遊具と一緒に発送されてしまいます。
最後に
今回はコンボ系・スライダ―系エアー遊具の設営・運営・撤去の際の注意点についてご紹介しました。
大きく重たい為、設営・撤去の際のミスが大きな事故に繋がってしまう可能性があります。運営中では、声かけの仕方次第でお子様にとって嫌な思い出になってしまう可能性があります。
最後まで安全に楽しく遊んでもらえるような設営・運営撤去のご参考になれば幸いです。