近年、健康志向の高まりとともに、子どもも大人も楽しめるアスレチック施設への注目が集まっています。特に、大人向けのアスレチックは、単なる遊び場ではなく、日常では味わえない刺激やストレス解消の場として人気が高いです。
この記事では、アスレチックの導入、特に大人向けのアスレチック導入施設がふえている理由と事例を紹介します。そして導入方法や、建設費用や注意点についても詳しく解説します。最後まで読むことで、大人も楽しめるアスレチックが、きっと今までにない集客UPのヒントになることでしょう。
目次
なぜアスレチック導入が注目されているのか?
アスレチックは、子どもだけでなく大人も楽しめるアクティビティ(余暇も含めた日常活動)として注目されています。それは、心身ともに健やかに育むための重要なツール以外でもメリットがあるからです。ここでは、アスレチック導入のメリットと最新のトレンド事例について詳しく解説します。
アスレチック導入のメリット
アスレチック導入のメリットとして、以下のような点が挙げられます。
心身の健康増進
アスレチックは、全身運動を促し、心肺機能の向上や筋力強化に役立ちます。また、自然の中で体を動かすことでストレス解消効果も期待でき、メンタルヘルスの改善にもつながります。特に、現代人が抱えがちな運動不足解消や生活習慣病予防に効果的です。
地域活性化
アスレチックを導入することで、地域住民の交流の場が生まれ、地域全体の活性化につながります。子どもから大人まで楽しめる施設として、地域の新たな魅力となり、観光客誘致にも貢献します。
教育効果
アスレチックには、子どもたちの体力向上だけでなく、協調性や問題解決能力、チャレンジ精神を育む効果も期待できます。自然の中で遊びながら、様々なことを学ぶことができる貴重な体験を提供します。
最新トレンドと事例紹介
最新のアスレチックトレンドは、自然を活かしたアスレチックや、大人向けの難易度の高いアスレチックが人気を集めています。
例えば、全国に40以上ある「フォレストアドベンチャー」では、自然の森を活かして樹上に広がるアスレチックが人気です。神奈川県の「さがみ湖MORIMORI」では人気TV番組の「SASUKE」とコラボしたアスレチックも話題となっています。
「大人から子どもまで楽しめる」だけではなく、ターゲットに合わせた難易度のアスレチックを導入することが重要といえるでしょう。
大人向けアスレチックの需要とその理由
近年、大人向けの難易度が高いアスレチックが非常に人気です。なぜそんなに需要があるのかを解説します。
大人向けアスレチック導入のメリットとその種類
大人向けのアスレチックは、子ども向けの遊具とは異なり、より高い身体能力とバランス感覚を要求されるものが多くあります。単に体を動かすだけでなく、挑戦心を刺激し、達成感を味わうことで、ストレス解消や心のリフレッシュにもつながるからです。
そして、大人向けのアスレチックの代表的なものは次の通り。
・ボルダリングウォール・・・壁面をよじ登るボルダリングは、全身運動になり、腕力や体幹を鍛える遊具
・ロープコース・・・木々の間をロープで渡るコースは、バランス感覚と体幹を養うのに最適
・ジップライン・・・ロープにつかまり子ども用より高さや距離が長く設定することで、大人でもスリル満点の体験が楽しめる
高所からの飛び降りやスイング・・・高いタワーから飛び降りたり、ロープを使ってスイングしたりするなど、スリルと達成感を味わえる遊具
ちなみにワンステップでは、3m以上の高さから飛び降りるアトラクションも取り扱っています。
ゼロショックジャンプオフ(ZERO SHOCK) |
難しいアスレチックの需要
難易度の高いアスレチックへの需要が高まっている理由は主に3つあります。
・日常生活では味わえない刺激や達成感を求めている
・SNSなどで映える体験を求めている
・健康志向の高まりにより、本格的な運動施設を求めている
また、新型コロナウイルスの流行もあり、自然の中といった屋外アスレチックの利用者が増えています。そのため、安全に体を動かせる難易度の高いアスレチックパークが各地で増えています。
最近でいえば、滋賀県の「滋賀農業公園ブルーメの丘」では、『GO-EMON』は人気のテレビ番組のような難易度の高いアトラクションのみを設置しました。小さな子ども連れ家族が主な来場者でしたが、カップルなどの若者の来場者が増えるきっかけにもなっているようです。
大人向けアスレチックの導入は、新たな利用者獲得につながる可能性があるといえるのではないでしょうか。
アスレチックの導入方法と建設費用
アスレチックを導入する際には、適切な方法と費用計画が必要です。以下では、アスレチックの導入方法と建設費用について詳しく説明します。
アスレチックの導入手順
アスレチックを導入する際、主に次の手順を踏みます。
・目的や対象者を明確にする
・適切な場所や設備を選定する
・設備の設置やメンテナンスの計画を立てる
・スタッフのトレーニングやサポート体制を整える
また、アスレチックの設置には次の3つの方法があります。
既製品の購入・設置
既に完成されたアスレチック遊具を購入し、設置する方法です。短期間で導入できるというメリットがありますが、設置場所や規模によっては、カスタマイズが難しい場合があります。
オーダーメイドによる製作・設置
自分の施設に合わせたオリジナルのアスレチックを設計・製作する方法です。予算やスペース、利用者の年齢層などに合わせて、最適なアスレチックを導入できます。
DIYによる設置
DIYでアスレチック遊具を手作りする方法です。費用を抑えられるというメリットがありますが、専門的な知識や技術が必要です。
アスレチックの建設費用
アスレチックの建設費用は、設備の種類や規模によって異なります。表は、一般的なアスレチックの建設費用の例です。
小規模なアスレチック・・・数百万円から数千万円
中規模なアスレチック・・・数千万円から数億円
大規模なアスレチック・・・数億円から数十億円
これらの費用は、設備の購入や設置、スタッフのトレーニングなどを含んでいます。費用を適切に計画し、効率的に運営することが重要です。
アスレチックの導入における注意点
アスレチックを導入する際には、以下の注意点を考慮する必要があります。
安全性の確保
アスレチック施設では、事故やケガのリスクが高まるため、安全対策を万全にする安全性の確保が重要です。具体的には、安全器具の使用や、スタッフのトレーニング、施設のメンテナンスなどです。
施設の適切な設計
アスレチック施設は、利用者のニーズに応じて適切に設計する必要があります。例えば、子ども向けのアスレチックと大人向けのアスレチックでは、設計のアプローチが異なるからです。
スタッフの適切な配置
アスレチック施設では、スタッフが常に利用者の安全を監視し、必要に応じてサポートするスタッフの適切な配置も重要です。特に、初心者や子どもの利用者には、スタッフのサポートが必要です。
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アスレチック施設は、健康増進、地域活性化、観光振興など、様々な効果をもたらすことができます。大人向けのアスレチックは、特に高い人気を集めており、今後もその需要はますます高まっていくことが予想されます。
近年では海外の旅行者といったインバウンドで需要も見込まれるでしょう。弊社ワンステップの商品、日本の忍者をテーマにしたアトラクション「オリジナル忍者アスレチック! 」もよくお問い合わせをいただいています。
ぜひ本記事を参考に、魅力的なアスレチック施設を計画・運営してみてください。