ロードトレインは、レジャー施設や公園、テーマパークの魅力的な移動手段として多くの来園者に親しまれています。
しかし、導入から10年以上経過した車両は、部品の供給難や修理コストの増加といった課題が避けられません。
「最近、故障が増えている」「メンテナンス費用が膨らんでいる」と感じているなら、それは入れ替えのサインかもしれません。
特に近年は、環境に優しく運用コストも抑えられるEVロードトレインが注目されています。
そこでこの記事では、入れ替えを検討するべきタイミングや、EV化のメリット、さらに業者選びのポイントまで、具体的に紹介していきます。
なぜ今、ロードトレインのリニューアルを検討すべきか
遊園地やテーマパークで活躍するロードトレインは、導入から10年以上が経過すると部品の製造中止や流通量の減少により、定期的なメンテナンスが困難になります。
部品入手が滞るほど、修理に時間を要し、整備頻度の増大が運行コストを押し上げる要因となるでしょう。
さらに、老朽化した車両は予期せぬ故障を招きやすく、運行トラブルは来園者の安心感を損ね、施設全体のイメージダウンや営業停止リスクを高めます。
メーカーや専門メンテナンス業者が市場から撤退するケースも増えて、対応品質の低下は安全性への不安を加速させる要素です。
来園者満足度を維持・向上させるには、トラブルの芽を早期に摘み取り、安定運行を確保することが不可欠です。
最新モデルへのリニューアルは初期投資が必要ですが、長期的には保守コスト抑制や運行安定化、安全性向上につながり、結果として施設の信頼性を高め、リピーター増加にも寄与します。
老朽化が深刻化する前の「早めのリニューアル判断」が、運営リスク低減と顧客満足度向上を両立させるカギとなるでしょう。
EVロードトレインへ切り替える5つのメリット
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EV(電気自動車)式ロードトレインへの切り替えは、単なる乗り物の更新に留まらず、施設運営全体の持続可能性や顧客満足度を高める大きなチャンスです。
以下では、導入をご検討いただくにあたり、代表的な5つのメリットを紹介します。
【1】環境にやさしい:排出ガスゼロ、持続可能な施設運営へ
EVロードトレインは走行時に二酸化炭素や窒素酸化物といった排出ガスを一切出しません。
太陽光発電や蓄電池システムと連携すれば、施設全体のカーボンフットプリント削減にも貢献。
環境意識の高い来園者からの評価向上や、自治体による環境認証取得の後押しにもつながります。
【2】騒音が少ない:静音性が高く自然公園や静かな施設にも最適
従来の内燃機関に比べてモーター音が非常に静かで、エンジン始動時の振動もほとんどありません。
自然豊かな公園や動物園、宿泊施設敷地内など、静寂が求められるエリアでこそ、その価値を実感できるでしょう。
騒音トラブルの減少は、周辺住民や他のアトラクション運営者とのトラブル回避にも寄与します。
【3】ランニングコストの低下:燃料費・整備費を大幅カット
電気料金はガソリンや軽油のコスト変動を受けず、安定的に管理できます。
また、EVは構造がシンプルなため、オイル交換や複雑なエンジン部品の点検が不要です。
定期メンテナンスにかかる部品代・人件費を削減でき、トータルの運営コストを抑制可能です。
【4】安心のメーカー保証・保守サポート:EV特化業者による対応
近年はEV専門メーカーやメンテナンス業者が増加しており、専用のサポート体制が整備されています。
バッテリーやモーターといった主要部品には長期保証が付帯し、故障時にも迅速に交換・修理が実施可能。
運行中断リスクを最小限に抑え、安定稼働を支えます。
【5】最新デザインで施設のイメージ刷新:写真映え・SNS拡散も期待
従来型とは一線を画すモダンでスタイリッシュなデザインは、来園者の注目を集め、写真映えも抜群。
フォトスポットとしての役割も果たし、SNSでの拡散効果により自然と宣伝効果を生み出します。
施設全体のイメージ刷新やブランディング戦略にも寄与し、集客アップを後押しします。
これら5つのメリットを踏まえ、早期にEVロードトレインへの切り替えを検討することで、環境配慮型の施設運営を実現するとともに、ランニングコストの削減やブランディング強化につなげることができます。
また、我が社の遊具、EVトレインも未来の投資として、ぜひ活用を検討ください。
株式会社ワン・ステップのEVトレイン
商品ページ:https://onestep-miyazaki.com/53048/
大型遊具HP:https://onestep-miyazaki.com/original-playground/#/
ロードトレイン導入のタイミングとチェックリスト
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ロードトレインの導入やリニューアルを検討すべきタイミングは、以下のような兆候が表れたときです。
「不具合が頻発」「来園者からのクレーム」「整備予算増加」があれば検討
まず第一に「不具合が頻発」している場合。走行中の故障や電子制御トラブルが増えると、安全性と運行安定性が損なわれ、来園者の信頼を失いかねません。
次に「来園者からのクレーム」が増加しているとき。乗り心地の悪さや騒音、デザインの古さを指摘されることが多ければ、顧客満足度向上の観点からも早急な対策が必要です。
業者変更も視野に入れ、複数社から見積もり&比較する
そして「整備予算増加」の兆候。部品交換や点検回数が増え、年間の維持費が上昇傾向にあるなら、長期的なコスト削減を見据えて刷新を検討しましょう。
ロードトレイン導入時のチェックリスト
これらのサインを見逃さないためのチェックリストとして、以下の項目を定期的に確認してください。
1. 故障件数・修理時間:月次・四半期ごとに記録し、前年同期比で増加していないか比較。
2. クレーム件数・内容:アンケートやSNSの声を集計し、改善要望の傾向を把握。
3. 維持費用:燃料費、部品代、人件費を項目別に分析し、予算比率の変動を追跡。
4. 部品調達状況:供給元の安定性や価格変動、納期リスクを定期的にチェック。
5. 安全基準・法規制:最新の安全規格や法改正に適合しているか確認。
さらに、既存業者による保守・サポート品質に不安がある場合は、「業者変更」を視野に入れましょう。
複数のEVロードトレインメーカーや整備業者から見積もりを取り、仕様・価格・保証内容を比較検討することで、より安心・経済的な導入計画が立てられます。
ロードトレイン導入実例:EVトレインで変わった施設の声
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こちらでは、実際にロードトレインが導入されている施設の事例をもとに、その運用方法や特徴について紹介します。
山梨県・笛吹川フルーツ公園
山梨県の笛吹川フルーツ公園では、園内のフルーツセンターを起点として、ホテルや園内各所を巡るロードトレインが運行されています。
料金は大人400円、子ども200円。運行本数は1時間に1〜2本程度で、最大54名が乗車可能。
小さなお子様から家族連れまで幅広く親しまれている移動型アトラクションです。
大阪府・大阪城公園
大阪城公園でもロードトレインが複数台導入されており、園内の移動手段としてだけでなく、観光の一環としても多くの利用者に支持されています。
主なルートは森ノ宮駅から豊國神社前駅まで。運行は1時間に約3本のペースで、歴史的な大阪城の景色を楽しみながら快適に移動できるのが特徴です。
神奈川県・宮ヶ瀬ダム
神奈川県の宮ヶ瀬ダムでは、「愛ちゃん号」と名付けられたロードトレインが活躍しています。
パークセンターとダム本体を結ぶ約1kmの区間を結び、移動と観光を兼ねた乗り物として人気です。
料金は大人400円、子ども200円。運行頻度は1時間あたり2〜3本で、美しいダムの景観をのんびりと楽しむことができます。
ロードトレイン業者選びのポイント
ロードトレインの導入・リニューアルにあたっては、信頼できる業者選びが成否を分けます。
以下の3つのポイントを押さえ、長期的な安定運行と施設イメージ向上を実現しましょう。
実績・導入事例が豊富か
まずは、これまでの納入実績や導入事例を確認します。
多彩な施設(遊園地、動物園、商業施設、ホテルリゾートなど)での採用実績がある業者は、様々な運行環境や顧客層に対応したノウハウを蓄積しています。
導入事例がホームページやパンフレットに明示されているか、実際に現地視察で車両を見せてもらえるかをチェックしてみましょう。
トラブル頻出のケースや、旧式モデルからの切り替え成功例など、具体的な事例が多いほど安心感が増します。
メンテナンス・アフターフォローの体制があるか
車両導入後の運用が本番です。
定期点検だけでなく、緊急トラブル発生時のサポート体制が整っているかを重視しましょう。
専用窓口や24時間対応コールセンターの有無、交換用スペアパーツの在庫状況、遠隔診断システムの提供可否などを確認してください。
また、定期メンテナンス契約の内容(訪問頻度、点検項目、費用体系)が明確であることは、長期的なコスト見通しを立てるうえで欠かせません。
アフターフォローが手薄だと、故障時のダウンタイムが長引き、来園者クレームや営業損失につながります。
オリジナルデザイン・カスタマイズ対応力
施設のブランディングやテーマ演出に合わせた外装デザイン・内装デザインが可能かどうかも重要です。
車体カラーやロゴ入れはもちろん、車内座席の素材、照明演出、オリジナルサウンドシステムの搭載など、多様なカスタマイズに対応できる業者を選びましょう。
過去にキャラクターを模した特注モデルや、レンタルイベント用のデコレーション仕様など、ユニークなオーダーを実現した事例があると安心です。
設計段階で要望を細かくヒアリングし、3Dモックやシミュレーションで完成イメージを共有してくれる業者は、ミスマッチを防ぎやすく信頼度が高まります。
まとめ
ロードトレインの老朽化は、単なるメンテナンスの問題にとどまらず、施設の信頼性や来園者の満足度にも大きく影響します。
EVロードトレインへの切り替えは、環境への配慮はもちろん、静音性やランニングコストの削減といった実利も豊富です。
さらに最新のデザインは施設のブランド力向上にも直結します。
「まだ動くから」と先延ばしにせず、故障リスクやコスト増加が深刻化する前に、ぜひリニューアルを前向きにご検討ください。
株式会社ワン・ステップでは、各施設に最適なロードトレインの提案からカスタマイズ、導入後のサポートまでワンストップで対応しています。
まずはぜひお気軽にご相談ください。