遊具のなかでも、水を扱うウォーターアイテムには特別な注意事項があります。レンタルを予定されているお客様は必ずご確認ください。
本ページでは、プールや水遊び遊具などのウォーターアイテムを利用する際の注意事項を紹介しています。
遊具全般を安全に運営するために知っておきたい情報は以下のページをご覧ください。
必要な水の体積は、以下の計算式で求められます。
【 プールの内寸の幅(m) × 内寸の奥行(m) × 水を貯める高さ(m) = 必要な体積(㎥) 】
※水1㎥ = 1,000リットル(L)
■ 計算例:7mプールに「深さ40cm」の水を張る場合
※7mプールの内寸(実際に水が入る部分)を約6m×6mとした場合
6.0m × 6.0m × 0.4m = 14.4㎥
つまり、【約14,400リットル】の水が必要となります。
一般的な水道の蛇口を全開にした場合、1分間に出る水量は「約20リットル」と言われています。
先ほどの7mプール(約14,400L)を、一般的な水道ホース1本で貯める場合、
14,400L ÷ 20L/分 = 720分
720分 ÷ 60分 = 【約12時間】が必要という計算になります。
■ ポリタンクを使った簡単な測り方
ポリタンクが満水になるまでの「秒数」を測ることで、1分間の水量を簡単に計算できます。
例:18Lのポリタンクを使用する場合
計算式:60秒 ÷18Lのポリタンクが満水になるまでにかかった秒数 × 18L = 1分間に出る水量
計算例:50秒で満水になった場合 = 1分間の水量は21.6L
■ 水源と水圧の確認
複数の蛇口を利用する場合でも、施設内で「同じ大元の水源(配管)」を共有している場合は、蛇口の数を増やしても全体の水量は増えません。あらかじめ水圧や配管状況をご確認ください。
■ 夜間の立ち入り・施錠の確認
大型プールの場合、夕方から夜にかけて水を貯め、夜中に蛇口を止めに行くケースがございます。その際、施設が施錠されていて敷地内に入れないといったトラブルがないよう、夜間の立ち入り方法や施錠の有無を必ずご確認ください。
■ 施設の使用可能水量の確認
住宅街にある小規模な施設などでは、一度に大量の水を使用すると施設全体の水が枯渇・水圧低下を起こす恐れがあります。事前に使用する水量の確認をお願いいたします。

■ ホースの長さ・連結部品のご準備
ウォータースライダーには「20mのホース1本」が付属しておりますが、通常のプール遊具にはホースは付属しておりません。
そのため、以下のケースに該当する場合は、お客様ご自身でホースやジョイント(連結)部品をご準備いただく必要がございます。
どのような長さのホースや連結部品が必要かご不明な場合は、営業担当までお気軽にご相談ください。
■ イベント中の注水(水温調整)について
ウォータースライダーやスライダー付きプールは、仕様上、上部から常に水を流し続ける必要があります。それに伴い、遊具の周辺(会場内)へ水が流れ出ますので、周囲に濡れて困るものを置かない、足元の滑り対策を行うなど、十分にご注意ください。
真夏の炎天下では直射日光により、プール内の水が熱せられてすぐに「ぬるま湯」のようになってしまいます。お子様に安全かつ快適に遊んでいただくため、営業時間中も少しずつ新しい水を注水し、こまめに水温を下げる工夫をお願いいたします。
イベント終了後の撤収時、水が入った状態のプールは非常に重く、ひっくり返して水を抜くことはできません。
排水には主に以下の2つの方法がございますので、会場の環境やルールに合わせて最適な方法をお選びください。
プールの空気を少し抜いて縁(ふち)をへこませることで、中の水を外へ一気に流し出す方法です。
メリット:排水スピードが早く、撤収時間を短縮できます。
デメリット:大量の水が勢いよく流れ出すため、周囲が広範囲にわたって水浸しになります。
※芝生やグラウンドなど、水はけが良く周囲が濡れても問題ない会場に限られます。
水中ポンプを使用し、ホースを繋いで指定の場所へ水を送る方法です。
メリット:排水溝や側溝へ直接水を流せるため、周囲が水浸しになりません。
デメリット:自然排水と比べると、排水に時間がかかります。
【こんな会場におすすめ】
商業施設や住宅展示場など、「お客様の動線を水浸しにできない」「近隣ブースへの配慮が必要」といった会場では、排水ポンプのご利用をおすすめいたします。
ウォーターアイテムは夏のイベントを大いに盛り上げる人気の遊具ですが、通常のエア遊具に比べて、より一層の安全管理が求められます。
プール周辺は足元が非常に滑りやすくなるほか、ウォータースライダーは水の影響で通常よりも滑り降りる勢いが増すため、思わぬ事故やケガに繋がりやすい傾向があります。
イベントに参加される皆様に、安全で楽しい夏の思い出を作っていただくためにも、以下の注意事項を必ずご一読いただき、運営時の安全対策にご協力をお願いいたします。

プールの壁面は空気で膨らんでおり柔らかいですが、底面は設置場所の地面と同じ硬さとなります。
飛び込みや転倒によるケガには十分ご注意ください。
数日間にわたる長期利用の場合、水垢やぬめりが発生しやすくなります。
衛生面および転倒防止のため、定期的な消毒や水の入れ替えを推奨しております。
ごく浅い水深であっても、小さなお子様がおぼれてしまう事例がございます。運営中は必ず監視スタッフを配置し、決して目を離さないようお願いいたします。
参加されるお子様の年齢層に合わせて、水深の異なるプールを複数ご用意いただくのも、より安全に運営するための有効な手段です。
水を使用するスライダーは、通常よりも滑り降りる勢いがつきやすくなります。滑り終わった方が完全に移動したことを確認してから次の方をご案内するなど、衝突を防ぐオペレーションを徹底してください。
イベント会場ではBGMや歓声により、スタッフ同士の声が通りにくくなることが予想されます。ホイッスル(笛)を活用したり、「下部のスタッフが両手で丸(OK)を作ったら次の方が滑る」といった視覚的な合図をあらかじめ決めておくことをお勧めいたします。
遊具の仕様上、常に水を流し続けるため、スライダーの周辺(会場内の床面)も濡れてしまいます。
足を滑らせての転倒事故を防ぐため、「会場内は走らない」など、参加者へのこまめなアナウンスをお願いいたします。
プールイベントを実施する際、設置する自治体(保健所)への事前の届出や申請が必要となる場合がございます。安全で衛生的な運営のために、以下の点にご注意ください。
自治体によって、申請が必要となる条件(プールの容量や利用期間など)や申請期日が異なります。
保健所への申請が不要な規模のイベントであっても、以下のような衛生トラブルを防ぐために適切な水質管理が必要です。
特に真夏の炎天下での開催や、長期間にわたるご利用では水質が急激に悪化しやすくなります。こまめな水の入れ替えや、塩素剤(遊離残留塩素)を活用した水質対策を行うことを強くおすすめいたします。
エアー遊具の素材の特性上、ご使用中に水分を吸収し、乾燥している状態と比べて大幅に重量が増加する場合がございます。
※目安として、通常100kgの遊具が水を吸うことで150kg程度まで重くなるケースもございます
そのため、イベント終了後のお片付け(折りたたみ・梱包)の際には、以下の点にご留意ください。
遊具が水に濡れた状態ですと、輸送中にトラック内の他の荷物を濡らしてしまう恐れがあるため、運送会社から集荷(受け取り)を断られてしまうケースがございます。
集荷当日にスムーズにご返却いただくため、梱包前に必ず以下のご対応をお願いいたします。
会場のレイアウトを計画する段階で、暑さを和らげる工夫を取り入れておくことが重要です。
※ワン・ステップでも、ミストテントなどの熱中症対策アイテムを取り扱っております。遊具とあわせてご検討ください。
イベントに夢中になっているお子様は、ご自身の体調の変化に気づきにくい傾向があります。
運営スタッフから参加者(および保護者様)へ、「水分補給をお願いします」「日陰で休憩してくださいね」といったこまめなお声がけやアナウンスを徹底してください。
熱中症の疑いがあるお客様が発生した場合に備え、「まず誰に報告するか」「救護スペースの場所はどこか」「どのタイミングで救急車を呼ぶか」といった具体的な対応フローをあらかじめ定め、全スタッフへ共有しておくことを推奨しております。
運営スタッフの熱中症予防は、主催者様の重要な義務となります。
スタッフが交代でしっかりと休憩(涼しい場所での待機)をとれるよう、十分なスタッフ数を手配しておくことが最も重要です。
また、喉が渇く前に水分・塩分補給を行えるような体制を整えることも大切です。
運営側でスタッフ用の飲料(スポーツドリンクや経口補水液)を十分に用意し、喉が渇く前に水分・塩分補給を行えるようにしてください。
炎天下での作業となるため、帽子、アームカバー、レギンスなどを着用し、肌への直射日光を極力避ける服装で運営を行ってください。
イベントを安全に運営するための情報をコラムでも発信しています。合わせてご確認ください。